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アイヌ民族について

更新日:2月11日

縁もゆかりも無いアイヌ民族なのですが…。同じ日本列島に誕生したというくらいの縁でしょうか。



ラジオや広告でさらっと知っていたゴールデンカムイの漫画を読んだ事をきっかけに、アイヌ文化に興味がでてきている昨今です。



漫画自体も、ものすごくおもしろいのですが、アイヌ民族の考え方、精神性に感銘を受けています。



すべてのものが神様(カムイ)であり、お互いに頂き、与え合いながら生きているアイヌ民族。


生きる為にクマの神様(キムンカムイ)に毛皮を頂き、肉、内臓をいただく。それを大切に頂き、生き、感謝する。今度は人にできる美しい工芸品や楽しいお祭りで、お礼をして、またこの地へ来て下さいねと伝える。

生きているサイクルが、人間の文化が、

滞ることなく繰り返されていく


大地も川も、植物も、狩猟により得た動物や魚も、神自身であり、その神から頂いたものと重みを大切に受け取り、自分達へと繋げていく


全ての神を敬いながら、大切に生きている


自然界のサイクルが、精神性に浸透しているかのような


狩猟により命を頂き、

植物の恵みを蓄えながら過酷な冬を生き抜く


生きていることや命の重みを体感し、享受しているアイヌ民族。




自然のサイクルを受け入れ、尊び、生きているのが、とても心に響きます。




自身の作品は、流れゆく、留まらない自然をモチーフにし、反して留まる気持ちにフォーカスをあてる、水溜りのような作品制作を行っていますが、その行為はある種、悲しみを見つめるような、ネガティブな側面があるような気がします。




タイトル 雪溜まり

2012 個人蔵

アイヌ民族の、命を与えられ、感謝し、返していくという、留まらないサイクルには、どこかほっと安心するような気持ちがします。



余談ですが、言語はその国の民族が大切にしているものや価値観が言葉になっていると思います。


英語には細かい食肉の名前があること

日本語にはきのこの名前が多いことなどからも

その文化で欠かせないものと言うことがわかります。


欧米人は胃が発達し、日本人は腸が長いのも、言葉とリンクしていることは面白いです。


反して名前がないものは不必要であったのでしょう。

アイヌ語にはクリオネに当たる言葉はなく、猫も、メコ(寒くて死ぬもの)という言葉があてられ、猫自体にはアイヌ語がないようです。


どちらも食べられないですもんね。

アイヌ民族の生きるサイクル上にあるものに名前がついているという



言葉からもなんだか"生きる"を感じます。

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今回は作品とは関係なく、子どもと接していて感じたことです。 今となっては「泣く」という行為を1日の内に何回もすることはなくなりましたが、小さい頃を思い出すと、色んな理由でよく泣いていたなぁと思います。 できなくて悔しくて泣く 怒られて泣く 思い通りいかなくて泣く この辺りが多かったように思います。不満が多かったなぁ…なんても思ってしまいますが、一歳になる娘をみていると、ほんとに良く泣きます。 頭を